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汝、龍ノ如ク駈ケル

高山本線をはじめ、被災路線の早期復旧をお祈り申し上げます。

2015年6月 飛騨川橋梁巡り 白川口(JR高山本線)

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梅雨空が覆う夕刻の第2飛騨川橋りょう。
水鏡の川面に〈キハ40〉を映す。
鉄橋を真横から捉えるここからの眺めは、野原城址からの展望にも負けぬ素晴らしさである。




AQ-IMGP2376.jpg

最近、安曇潤平氏の著書にはまり、10年前の盛夏にあった不思議な体験を思い出した。

第1話 『消えた爺さん』
夏とはいえお盆を迎えた奥飛騨・S渓谷の夕暮れは早く、薄暗くなり始めた午後3時頃だったと思う。
その日は朝から日差しがとても強く、渇水気味の渓では思うような釣果が得られていなかった。
キラーパターンのドライフライでも手も足も出ない。
それでも構わずに釣りを続けていると、対岸を上流から小柄な爺さんが下ってきた。
畳んだ釣竿と岩魚が数匹刺さった木枝を手にしている。
70歳は越えているであろうその爺さんの足腰はとてもしっかりしていて、リズムよく川原の岩を越えていた。
民家など1軒も無い山奥の渓では滅多に他の釣人に出会うこともなかったし、良型の岩魚を見せられた事に少し驚いた。
それでも我関せずと自分の釣りに集中したのだが、私の左後ろの視界から爺さんが消えたところでふと気になった。
爺さんの行く手には10メートルを超す巨岩が構えていて、そこから先は川伝いに下れないはずだ。
竿を振る手を止め、爺さんが居ると思われる辺りに目を向けたが姿がどこにも見えない。
巨岩の上はもちろん、崖の斜面にも居ないし、川を渡っているわけでもない。
爺さんが消えた。
しばらく辺りを見回したが、爺さんは2度と現われることはなかった。

今から20数年前、裏磐梯の山中で最恐の心霊体験をして以来、聞こえるはずの無い声を聞いたり、
見えるはずの無い人の姿を見たりを繰り返している(さほど多くはないのだが・・・)。
そういえば爺さんは時代劇に出てくるような粗末な着物姿だった。
すでにこの世の人ではない爺さんが、大好きだった岩魚釣りをお盆の時期に今でも楽しんでいるのかもしれない。

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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/07/24(金) 06:40:48|
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影鉄

Author:影鉄
  
撮影スタイルはマニュアル露出&
マニュアルフォーカス、三脚使用の置きピン・非連写・一発勝負。
当面はボディ1台、レンズ2本で
陽陰明暗な鉄道風景写真を目指します。

本ブログで紹介している写真・文章の無断転載・引用はご遠慮ください。

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